前回書いたように、シンプルなロジックで成り立っていないタイ文字。記述のルールが細かいので覚えるのは繰り返し練習が必要です。でも渡航前の今は「とりあえず親しむ」ことができればいいと思っていますので、とりあえず文字に慣れよう・・・。
子音+母音で完結できれば楽ですが、そうもいかないタイ語。
しかも子音と母音の位置が固定じゃないので、右にあったり左にあったり上にあったり下にあったり・・・。
いったいどうしてそんなことになっちゃったんだい!?
サンスクリット語やパーリ語を借りてきたときに律儀にそのスペルを真似て言葉をつくったからいろんなルールが混在しちゃったんだろうか・・・。
気を取り直して。
子音、短母音、長母音に親しんだら、次は二重母音と声調記号があります。
全然見慣れていない段階でこれをみると、「1つの音を表現するのに1文字だったり4文字だったり・・・音節がどこまでか、どうやって見分けるんだろう・・・(泣)」ってまた気が滅入りそうです。
二重母音
短母音 | タイ文字 | 長母音 | タイ文字 |
---|---|---|---|
iaʔ
|
เ◌ียะ
|
ia
|
เ◌ีย
|
ɯaʔ
|
เ◌ือะ
|
ɯa
|
เ◌ือ
|
uaʔ |
◌ัวะ
| ua |
◌ัว
|
iu;
| ◌ิว |
-
|
-
|
eu;
| เ◌็ว |
eːu;
|
เ◌ว
|
- | - | ɛːu; |
แ◌ว
|
au;
|
เ◌า
|
aːu
|
◌าว
|
-
| - |
iau;
|
เ◌ียว
|
ai;
|
◌ัย
ใ◌, ไ◌ ไ◌ย |
aːi;
|
◌าย
|
ɔi;
|
◌็อย
|
ɔːi;
|
◌อย
|
-
|
-
|
oːi;
|
โ◌ย
|
-
|
◌ุย
|
ɤːi;
|
เ◌ย
|
-
|
เ◌า
|
uai;
|
◌วย
|
-
|
เ◌า
|
ɯai;
|
เ◌ือย
|
余剰母音
短母音 | タイ文字 | 長母音 | タイ文字 |
---|---|---|---|
am
|
◌ำ
|
ia
|
-
|
rɯ
|
ฤ
|
rɯː
|
ฤๅ
|
lɯ |
ฦ
| lɯː |
ฦๅ
|
声調記号
1.平声を真ん中の音とすると、
2.低声は低い
3.下声は下がる
4.上声は上がる
5.高声は高い
と5つの声調があります。
それぞれの声調に対応した記号があって、字類(高字類、中字類、低字類)によってちょっと違います。
これは中字類の声調記号。
これは中字類の声調記号。
低声(\) | 下声(∧) | 平声 | 上声(∨) | 高声(/) |
---|---|---|---|---|
่
|
้
|
記号なし
|
๋
|
๊
|
ก่อ
|
ก้อ
|
กอ
|
ก๋อ
|
ก๊อ
|
高字類は平声と高声が存在せず、その他の記号は中字類といっしょ。
低字類がやっかい。
低字類の時は、低声と上声はなし。そして下声が中字類の低声と同じ記号(例:ค่อ)で、高声が中字類の下声と同じ記号(例:ค้อ)になっています。
低声(\) | 下声(∧) | 平声 | 上声(∨) | 高声(/) |
---|---|---|---|---|
-
|
่
|
記号なし
|
-
|
้
|
ない
|
ค่อ
|
คอ
|
ない
|
ค้อ
|
なんで字類で声調記号が違うんだ・・・わかりづらすぎる。
これのせいで、字類がわからないと声調がわからないという事態になってしまってます。
ため息でちゃう。
ドラえもんの「あんきパン」が欲しいよ。

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